全国50大学の公式採用ページを毎日自動クロールするヤドルの求人動向レポートです(集計基準日: 2026年9月21日)。7月号との定点比較で、秋の大学職員採用市場を読みます。
サマリー(7月号との比較)
- 募集中の職員求人: 400件(7月号422件から微減・募集中の求人がある大学は46→48校に増加)
- 関西が98件→106件に増加し、関東は158件→121件へ。夏を挟んで首都圏の募集が一巡した形
- 締切明記求人の残り日数の中央値が51日→13日に急短縮。秋採用は締切が近い
- 専任職員の募集は28件で7月と同数。「正社員求人の希少性」は季節に関係なく構造的
設置区分別: 国立7割の構造は不変
| 区分 | 件数 | 構成比 | 7月号 |
|---|---|---|---|
| 国立 | 279件 | 69% | 71% |
| 公立 | 24件 | 6% | 4% |
| 私立 | 97件 | 24% | 23% |
国立大学が約7割を占める構造は変わりません。国立には非常勤・契約職員の募集を公式サイトで随時公開する文化があり、京都大学67件・名古屋大学37件・筑波大学32件と、大規模国立大が引き続き求人の中心です。
エリア別: 関西が増加、関東は夏の谷
| エリア | 件数 | 7月号 |
|---|---|---|
| 関東 | 121件 | 158件 |
| 関西 | 106件 | 98件 |
| 東海 | 67件 | 68件 |
| 甲信越・北陸 | 30件 | 32件 |
| 北海道・東北 | 28件 | 20件 |
| 九州・沖縄 | 25件 | 25件 |
| 中国・四国 | 23件 | 21件 |
関東の減少(-37件)が今月の特徴です。夏前に出た首都圏の募集が締め切られ、秋の新規掲出はこれからという端境期に見えます。一方で関西・東北は増加しており、エリアによって募集サイクルがずれることがデータで確認できます。「志望エリアの求人が少ない月」は諦める場面ではなく、翌月に備えて書類を磨く時間と捉えるのが定石です。
締切データ: 秋は「見つけたら即応募」の季節
締切が明記された求人の残り日数の中央値は13日(7月号は51日)。締切まで14日以内の求人が6件あります。大半を占める「随時募集」(389件)も適任者が決まり次第終了のため、秋の応募は初動スピードが勝負です。気になる求人は締切を確認する前にまず要項を開いてください。
雇用区分・職種: 専任28件の希少性は不変
| 雇用区分 | 件数 | 7月号 |
|---|---|---|
| 職員(一般・補佐員等) | 183件 | 194件 |
| 臨時職員 | 86件 | 94件 |
| 契約職員 | 43件 | 45件 |
| 嘱託職員 | 30件 | 28件 |
| 特任職員 | 29件 | 33件 |
| 専任職員 | 28件 | 28件 |
職種キーワードでは事務補佐員94件・技術補佐員71件が引き続き二大柱。URA・コーディネーター・研究支援の専門職も計27件と、政策コラムで書いた「職員の専門職化」トレンドは継続しています。専任職員が2ヶ月経っても28件ちょうどというのは偶然ですが、市場に占める割合が7%前後で安定していること自体が、有期→専任登用ルートの重要性を裏づけています。
調査概要と引用について
- 調査主体: 大学職員求人メディア「ヤドル」(運営: パトリア)/ 方法: 全国50大学の公式採用ページを毎日自動クロールし、募集中の職員求人(教員公募を除く)を集計 / 基準日: 2026年9月21日
- 数値・表は出典「ヤドル調べ(yadoru.tokyo)」明記で引用自由です。報道・研究・ブログでのご利用を歓迎します
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