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【2026年9月】大学職員の給与データ——募集要項190件から集計した時給・月給の相場(ヤドル調べ)

大学職員の求人を見ていると「この時給・月給は高いのか安いのか」がわかりにくいものです。ヤドルは全国の大学の公式採用ページを毎日巡回し、募集要項(HTML・PDF)から給与の記載を読み取っています。この記事では、募集中414件のうち給与額を読み取れた190件(24大学)を集計しました(集計基準日: 2026年9月27日)。

年収の考え方そのものは大学職員の年収相場で解説しています。この記事は「いま出ている求人の条件」の実データです。

サマリー

  • 時給の求人は122件、中央値1,308円(下位25%が1,160円、上位25%が1,400円)。事務補佐員・パート職員の募集が中心です
  • 月給の求人は60件、中央値25万9,950円(下位25%が21万7,025円、上位25%が30万円)
  • 月給では情報システム・IT職(中央値35万5,000円)と学生相談・カウンセラー(同32万2,500円)が高め。専門性や資格が求められる職種ほど水準が上がります
  • 時給は関東が中央値1,400円で最も高く、甲信越・北陸は1,170円。地域の最低賃金の差がそのまま出ています

時給の求人(122件)

時給で募集されるのは、主に国立大学の事務補佐員・技術補佐員や、私立大学の臨時職員です。

設置区分別

区分件数下位25%中央値上位25%
国立95件1,170円1,300円1,400円
私立22件1,160円1,360円1,550円
公立5件1,177円1,317円1,317円

エリア別

エリア件数下位25%中央値上位25%
関西43件1,200円1,317円1,400円
関東39件1,080円1,400円1,551円
東海15件1,160円1,160円1,510円
甲信越・北陸13件1,150円1,170円1,170円
九州・沖縄8件1,370円1,370円1,370円
中国・四国4件1,200円1,200円1,211円

職種別

職種件数下位25%中央値上位25%
事務補佐員・パート114件1,160円1,290円1,400円
事務職員68件1,170円1,317円1,400円
技術職員36件1,130円1,200円1,445円
研究支援・URA19件1,120円1,177円1,422円
病院・医療系職員14件1,254円1,330円2,150円
経理・財務・調達11件1,080円1,200円1,395円

※1つの求人が複数の職種に当てはまる場合は、それぞれに数えています。

時給の最高は慶應義塾大学病院の薬剤部の臨時職員(2,400円)で、看護職の臨時職員(2,200円)が続きます。資格職を除くと、大学の時給求人はおおむね1,100〜1,500円の範囲に収まります。

月給の求人(60件)

月給で募集されるのは、契約職員・嘱託職員・特任職員などフルタイムの有期雇用や、専任職員の中途採用です。

設置区分別

区分件数下位25%中央値上位25%
国立32件21万0,000円26万0,000円30万0,625円
私立23件22万6,495円25万5,000円28万0,000円
公立5件21万5,600円21万5,600円26万8,000円

職種別

職種件数下位25%中央値上位25%
事務職員30件21万1,400円24万0,000円26万0,900円
病院・医療系職員9件24万0,300円26万0,000円26万1,200円
研究支援・URA7件22万7,150円23万0,000円27万9,000円
国際・留学生支援6件26万2,000円27万4,000円29万5,000円
専任職員・正職員5件24万5,500円27万0,000円27万9,500円
情報システム・IT職4件28万9,350円35万5,000円43万5,000円
学生相談・カウンセラー4件30万3,750円32万2,500円35万1,675円

雇用区分別

雇用区分件数下位25%中央値上位25%
職員(区分の明記なし)20件21万3,500円24万9,950円26万8,280円
嘱託職員18件22万4,300円24万7,650円27万9,500円
契約職員10件21万0,000円23万0,000円31万7,500円
専任職員5件24万5,500円27万0,000円27万9,500円
特任職員5件30万0,000円30万0,000円36万0,000円

月給の最高は京都産業大学のDX推進担当(テックリード職)の嘱託職員(57万円)でした。京都大学の国際連携専攻の特定職員(50万円)、筑波大学の技術移転マネージャー(45万円)が続きます。IT・知財・産学連携などの専門職は、民間の中途採用に近い水準で募集されています。

データの読み方と注意点

  • 月給は「基本給」か「手当込み」かが大学ごとに違います。 国立大学の募集要項には、地域手当を含めた額と本給のみの額が並んで書かれることがあります。ヤドルは募集要項に最初に出てくる額を集計しているため、同じ条件でも表記の違いで数万円の差が出ます
  • 賞与・退職金の有無は含んでいません。 月給が同じでも、賞与のある専任職員と賞与のない有期雇用では年収が大きく変わります。考え方は嘱託職員と専任職員の違いで解説しています
  • 件数の多い大学の影響を受けます。 時給の求人は京都大学・名古屋大学などの大規模な国立大学の募集が多く、全体の相場もこれらの大学の水準に寄っています
  • 給与額を読み取れなかった求人(「本学規程による」とだけ書かれている求人など)は集計に入っていません

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集計方法

  • 対象: 2026年9月27日時点でヤドルに掲載中(募集中)の職員求人414件
  • 方法: 各求人の公式募集要項(HTML・PDF)から「時給」「月給」「月額」「日給」「年俸」に続く金額を自動で読み取り、単位ごとに集計しました。手当額などの誤読を防ぐため、単位ごとの妥当範囲(例: 月給は12万〜150万円)を外れた値は除外しています
  • 件数が3件未満の区分は表に載せていません
  • 引用: 出典として「ヤドル調べ(yadoru.tokyo)」と明記いただければ、自由に引用いただけます
FAQ

この記事に関するよくある質問

大学職員の求人の時給はいくらくらいですか?

ヤドルが2026年9月に募集要項から集計した時給の求人122件では、中央値1,308円(下位25%が1,160円、上位25%が1,400円)でした。事務補佐員・パート職員の募集が中心で、関東は中央値1,400円とやや高めです。

大学職員の求人の月給はいくらくらいですか?

月給の求人60件の中央値は25万9,950円(下位25%が21万7,025円、上位25%が30万円)でした。情報システム・IT職(中央値35万5,000円)や学生相談・カウンセラー(同32万2,500円)など、専門性が求められる職種ほど高い傾向です。

国立大学と私立大学で給与に差はありますか?

2026年9月の集計では、時給の中央値は国立1,300円・私立1,360円、月給の中央値は国立26万円・私立25万5,000円で、募集中の求人の水準に大きな差はありませんでした。ただし賞与・退職金の有無は含まないため、年収では雇用区分の違いが大きく効きます。

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この記事の著者: 高木 祥(キャリアエージェント)

パトリア代表。人材紹介・キャリア支援に従事し、累計2,000名以上の就職支援に携わる。大学職員への転職を目指す方の書類添削・面接対策・求人マッチングを行っている。無料キャリア相談はこちら

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